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アイテム情報 | 「黙示録 (単行本)」

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Yasufuku Hiromi

このアイテムを2015年02月14日に読み終わりました

5評価しました

「テンペスト」や「トロイメラ」も面白かったけれど、これはまた違った感じで
本の見た目と同様、重厚感があって読み応えがありました。
なにせ上下2段組で600ページ以上。
でも面白くて、夢中で読みました。

琉球王国時代、太陽しろである首里天加那志 尚敬王の対となる
月しろの座を巡って、2人の舞踏家が対立する。
主人公の了泉はニンブチャー出身で、ことごとく世間を憎んでいるが、
生まれながらに人を引き付ける魅力を持ち、舞踏に関しては天才である。
ライバルの雲胡は士族出身で、舞踏の英才教育を受けた秀才。
そんな二人は十代の頃からお互いをライバル視し、月しろとなるべく切磋琢磨する。

薩摩と清国に挟まれ、微妙な立場にある琉球が独立を保つためには、
芸能も大切な力となった。
そんな芸能の仕事にかかわる人々の悲喜交々も、物語に奥行き面白さを生み出す。

了泉は最後には神に捧げる舞踏の域に達し、琉球の成り立ちにまで話が及ぶ。
琉球舞踊を見たことはないのだけれど、おそらく
実際に見るよりも舞踏家の息遣いを感じ、緊迫感を感じた。

でも琉球舞踊、見てみたいな。
あぁ~、沖縄に行きたい!!

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